カーテンの天井付けは後悔する?メリット・デメリットを完全解説
カーテンの取り付け方法として注目されている天井付けですが、「後悔する」という声も聞かれます。
天井付けには部屋をすっきり見せたり、エアコンや家具との干渉を減らしたりするメリットがある一方で、光漏れやサイズの制約といったデメリットも存在します。
この見出しでは、天井付けのメリット・デメリットを詳しく解説し、後悔しないためのポイントをご紹介します。
カーテンの取り付け方法
天井付けとは、カーテンレールを天井面やカーテンBOX、窓枠の内側に取り付ける方法です。
部屋の天井や窓枠内の天井にカーテンレールを設置し、そこにカーテンを吊るします。窓枠内に取り付ける場合、カーテンが窓枠内に収まるため、窓周りがすっきりとした印象になります。
天井に直接取り付ける場合は、床から天井まで高さが強調され、部屋を広く見せる効果も期待できます。カーテンレールが目立ちにくく、ホコリが溜まりにくいというメリットもあります。使用するカーテンフックはAフックが一般的です。
天井付けの特徴
天井に取り付けたレールにカーテンを吊る事により窓枠から天井までの空間も埋められるため床から天井へ続くイメージを作り出します。 これにより天井が高く感じるので開放感を得る事が出来、また、横幅も窓全体を覆う事で広々とした空間を作る事が出来ます。
天井付けの場合レール上部は覆われる形になり、カーテンBOXなどの場合はより上部からの光の侵入を防ぐことができます。
窓のそばにエアコンや収納の扉、家具などがある場合でも、カーテンレールを干渉させないで取付出来ます。
正面付けの特徴
正面付けとは、カーテンレールを窓枠の上部の壁面に取り付ける方法です。
窓枠全体を覆うようにレールを設置し、そこにカーテンを吊るします。窓枠より大きくレールを取り付けることが前提となるため、下地の位置確認が重要になります。
レールを見せる場合はAフック、レールを隠したい場合や遮光性を高めたい場合はBフックのカーテンを使用することが多いです。窓全体を覆うため、光漏れを防ぎやすく、冷暖房効果を高める効果も期待できます。
天井付けと正面付けの違い
天井付けと正面付けの最も大きな違いは、カーテンレールを取り付ける位置にあります。
天井付けは天井面や窓枠の内側に取り付けるのに対し、正面付けは窓枠を覆うように壁面に取り付けます。これにより、部屋の印象やカーテンの見え方、機能性が異なります。
天井付けは窓周りがすっきり見え、部屋を広く見せる効果があります。また天井面からカーテンを吊るす事により光漏れや断熱性を高めます。一方、正面付けは窓全体を覆いますが、遮光性や断熱性の対策が必要で、カーテンレールが目立ちやすいことがあります。
カーテンを天井付けにするメリット
カーテンを天井付けにすることには、いくつかのメリットがあります。
部屋の見た目をすっきりとさせたり、家具の配置の自由度を高めたりする効果が期待できます。
これらのメリットは、特に新しい住まいやリフォームで空間を有効活用したい場合に魅力となります。
部屋がすっきり見える効果
カーテンを天井付けにすると、窓枠や壁面にカーテンレールが出っ張らず、空間が縦に繋がって見えるため、天井が高く感じられすっきりと見せる効果があります。
特に窓枠内に天井付けする場合、カーテンが窓枠内に収まることで、よりコンパクトで洗練された印象になります。カーテンレールなどが出っ張らずすっきりと収まり、部屋を広々と見せたい場合に有効です。
エアコンや家具との干渉軽減
正面付けの場合、壁面に設置されたカーテンレールがエアコンや家具、クローゼットの扉などと干渉することがありますが、天井付けにすることで、これらの干渉を軽減できます。
窓の近くにエアコンや背の高い家具を設置したい場合でも、カーテンレールが邪魔になりにくく、レイアウトの自由度が高まります。特に窓の上部にエアコンがある場合でも天井付けは有効な選択肢となります。 また、窓枠内に天井付けする事も選択肢のひとつです。
カーテンレールに埃が溜まりにくい
天井付けにした場合、カーテンレールが天井面や窓枠内に設置されるため、正面付けと比べてカーテンレールに埃が溜まりにくいというメリットがあります。
カーテンの開閉によってある程度の埃は付きますが、レールの上に埃が積もりにくいため、日々の掃除の手間を減らすことができます。特に窓辺は花粉やPM2.5なども入りやすいため、掃除のしやすさは重要なポイントです。
カーテンを天井付けにするデメリット
カーテンの天井付けには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを事前に把握しておくことで、後悔のないカーテン選びに繋がります。
カーテンレールが目につく可能性
天井付けはカーテンレールが目立ちにくい取り付け方法とされていますが、レールの種類や設置方法によっては、かえってレールが目についてしまう可能性も否定できません。
特にシンプルなデザインのレールを選んだ場合や、カーテンボックスを使用しない場合は、レール自体がインテリアの一部として見えることになります。
レールのデザイン選びや、必要に応じてカーテンボックスの設置を検討することが重要です。
窓の開閉がしにくい場合がある
窓枠内に天井付けした場合、カーテンと窓の距離が近くなるため、窓の開閉がしにくくなることがあります。
特に内開き窓や滑り出し窓など、窓が室内側に開くタイプの場合は、カーテンが干渉してしまう可能性があります。窓の開閉頻度や窓の種類を考慮して、天井付けにするかどうかを検討する必要があります。
カーテンの着脱の手間
天井の高い位置にカーテンレールが設置されるため、カーテンの取り付けや取り外し、洗濯の際に手間がかかることがあります。
特に天井が高い部屋や、頻繁にカーテンを洗いたい場合は、この点がデメリットとなる可能性があります。脚立などを使った作業に慣れていない場合は、設置やメンテナンスを業者に依頼することも検討しましょう。
既製カーテンのサイズが合わない
天井付けの場合、窓のサイズに合わせてカーテンをオーダーする必要があるケースが多く、既製カーテンでは適切なサイズが見つかりにくいことがあります。
窓枠ぴったりや、床までの長さにしたい場合など、細かなサイズ調整が必要になるため、既製品では対応できない場合があります。ご希望のサイズに合わせる為オーダーカーテンで製作する事を想定し予算も考慮して検討しましょう。
設置費用が割高になるケース
天井の構造によっては、カーテンレールを取り付けるために下地の補強が必要になる場合があり、その分の工事費用が加算される可能性があります。
また、特殊な形状の窓や高い天井の場合、専門業者に依頼する必要があり、設置費用が割高になるケースも考えられます。
DIYで取り付ける場合でも、適切な工具や材料を揃える費用がかかります。事前に見積もりを取り、費用を確認しておくことが大切です。
天井付けカーテンの種類
天井付けカーテンと一口に言っても、いくつかの取り付け方法があり、それぞれ特徴が異なります。理想の空間や機能性に合わせた方法を選ぶことが重要です。
窓枠内に取り付ける方法
窓枠内にカーテンレールを天井付けする方法は、窓周りがすっきりと見えるのが最大のメリットです。
カーテンが窓枠内に収まるため、出っ張りがなく、ミニマルな印象になります。埃が溜まりにくいという利点もあります。
ただし、カーテンと窓の距離が近くなるため、窓の開閉がしにくくなったり、結露によるカビが発生しやすくなったりする可能性もあります。また、光漏れや断熱性への対策が必要になる場合があります。
天井面に直接取り付ける方法
部屋の天井面に直接カーテンレールを取り付ける方法は、窓全体を覆うことができるため、光漏れや外気の侵入を防ぎやすく、遮光性や断熱性を高める効果が期待できます。
また、床から天井までカーテンを吊るすことで、縦のラインが強調され、部屋を広く見せる効果もあります。窓枠のサイズに関わらず設置できるため、窓の形状を選びません。
ただし、カーテンレールを天井に設置する場合、レールの種類によっては取付出来ないものがあったり、機能レールの場合でも天井と同色系を選ぶ事によって目立ちにくくさせるなどの考慮が必要です。
カーテンボックスを活用する方法
カーテンボックスを設置し、その内側にカーテンレールを天井付けする方法です。
カーテンボックスがレール部分を隠してくれるため、よりすっきりとした印象になります。また、カーテンボックスがあることで、カーテン上部からの光漏れや冷気の侵入を防ぎ、遮光性や断熱性を高める効果も期待できます。
デザイン性の高いカーテンボックスを選べば、インテリアのアクセントにもなります。設置に費用と手間がかかる場合があります。
レールを埋め込む方法
天井を加工してカーテンレールを埋め込む方法です。レールが天井面に露出しないため、最もすっきりとした見た目になります。
まるでカーテンが天井から直接垂れ下がっているかのような、洗練された空間を演出できます。光漏れも最小限に抑えられます。
ただし、天井の工事が必要になるため、費用が高額になりやすく、リフォームや新築時に検討することが現実的です。既存の建物に後から施工するのは難しい場合があります。
天井付けで後悔しないためのポイント
カーテンの天井付けで後悔しないためには、事前の計画と確認が非常に重要です。設置場所の特性やカーテンの種類、メンテナンスについてしっかりと考慮することで、理想の窓辺を実現できます。
設置場所の下地の確認
カーテンレールを天井付けする際は、必ず設置場所に下地があるかを確認する必要があります。
カーテンレールやカーテン自体の重さを支えるためには、石膏ボードなどの弱い部分ではなく、しっかりと固定できる下地(柱や補強材)が必要です。下地がない場所にレールを取り付けてしまうと、カーテンの重みでレールが落下する危険があります。
市販の下地探し器などを活用して、安全に設置できる場所を確認しましょう。特にDIYで取り付ける場合は、この下地確認を怠らないことが非常に重要です。
適切なサイズのカーテンを選ぶ
天井付けにした場合、窓のサイズや天井の高さに合わせて適切なサイズのカーテンを選ぶことが重要です。
窓枠内に取り付ける場合は窓のサイズに合ったもの、天井に直接取り付ける場合は床までの長さにするかなど、どの範囲を覆いたいかを考慮して採寸を行います。
サイズが合わないと、光漏れや断熱性の低下に繋がったり、見た目が悪くなったりすることがあります。特に既製カーテンを選ぶ場合は、サイズ展開を確認し、必要であればオーダーカーテンも検討しましょう。
光漏れや断熱への対策
窓枠内に天井付けした場合に発生しやすい光漏れや断熱性の低下を防ぐためには、いくつかの対策があります。
カーテンのサイズを窓枠より少し大きめにしたり、カーテンとレールの隙間を覆うカバートップ付きのレールを選んだりする事無く、隙間からの光や外気の侵入を減らすことができます。
また、断熱性の高い厚手のカーテンを選んだり、窓ガラスに断熱フィルムを貼ったりすることも効果的です。
これらの対策を組み合わせることで、天井付けでも快適な室内環境を保つことが可能です。
掃除やメンテナンスについて考慮する
天井付けの場合、カーテンの着脱やレールの掃除に手間がかかる可能性があります。
特に天井が高い場所では、脚立を使った作業が必要になります。カーテンを頻繁に洗濯したい場合や、こまめにレールの掃除をしたい場合は、この点を考慮しておく必要があります。
掃除のしやすい素材のカーテンを選んだり、定期的なメンテナンスを業者に依頼することも選択肢の一つです。また、結露しやすい窓の近くに設置する場合は、カビ対策として換気をこまめに行うなどの注意が必要です。
賃貸物件での注意点
賃貸物件でカーテンを天井付けしたい場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に確認を取りましょう。
井に穴を開けることになるため、許可が必要な場合がほとんどです。無断で設置すると、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。
許可が得られた場合でも、退去時の原状回復について確認しておくことが重要です。穴を開けずに設置できる突っ張り式のカーテンレールなども検討できますが、設置場所の強度を確認し、安全に使用できるか注意が必要です。
天井付けカーテンに関するよくある質問
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天井付けカーテンとは何ですか?
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天井付けカーテンのメリットは何ですか?
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賃貸住宅でも天井付けカーテンは取り付け可能ですか?
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天井付けカーテンにおすすめのカーテンスタイルは?
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