レースカーテンのカビを簡単に落とす方法|漂白剤なしでもOKな洗濯&つけおき術

レースカーテンのカビの画像

レースカーテンにカビが生えてしまうと、見た目が悪いだけでなく健康にも影響を与える可能性があります。

しかし、適切な方法でケアすれば、自宅でもカビをきれいに落とすことが可能です。

ここでは、レースカーテンのカビ取りに必要な準備から、漂白剤を使わない方法も含めた具体的なカビの落とし方、そして今後のカビ予防策までを詳しくご紹介します。

大切なレースカーテンを長くきれいに使うために、ぜひ参考にしてください。

レースカーテンのカビを取り除く準備

レースカーテンのカビ取りを行う前に、いくつかの準備が必要です。

適切な方法でカビを取り除くために、まずはご自宅のレースカーテンが洗濯可能か確認し、カビの付着状況に合わせた洗剤を選びましょう。

自宅で洗えるか確認する

    レースカーテンを自宅で洗濯してカビを取り除くことができるかどうかは、まず洗濯表示タグを確認することが大切です。

    洗濯表示には、洗濯機で洗えるか、手洗いのみか、あるいは水洗い自体ができないかといった情報が記載されています。また、漂白剤が使用可能かどうかも確認しておきましょう。

    特に色柄物のカーテンは、漂白剤によって色落ちする可能性があるので注意が必要です。天然素材である麻やコットンは洗濯で縮むことがあるため、素材も考慮に入れる必要があります。

    これらの表示を確認することで、生地を傷めることなく適切にレースカーテンを洗い、カビを取り除くことが可能になります。

洗濯機の画像

カビの付着状況を確認する

    レースカーテンのカビ取りを始める前に、カビがどの程度付着しているかを確認することが重要です。黒カビが点々と付着しているのか、広範囲に広がっているのかによって、適したカビの落とし方や洗剤の種類が変わってきます。

    軽度の汚れであれば洗濯用洗剤で対処できる場合もありますが、黒カビがひどい場合は、より強力な洗剤や方法が必要となります。

    カビがひどい場合は、手洗いである程度カビを落としてから洗濯機を使用したり、つけ置き洗いを検討したりすることで、より効果的にカビを除去できる可能性があります。

    カーテンレールに吊るした状態で全体の汚れを確認すると、どの部分にカビが多いか把握しやすいです。

適切な洗剤を選ぶ

    レースカーテンのカビ取りには、カビの程度やカーテンの素材に合わせて適切な洗剤を選ぶことが大切です。

    軽くカビが生えている程度であれば、通常の洗濯洗剤で落ちることもあります。しかし、しっかりカビを落としたい場合や黒カビがひどい場合は、漂白剤の使用が効果的です。

    漂白剤には大きく分けて酸素系漂白剤と塩素系漂白剤があります。酸素系漂白剤(ワイドハイター、オキシクリーンなど)は色柄物のカーテンにも比較的安心して使え、つけ置き洗いに適しています。
    一方、塩素系漂白剤(ハイター、カビキラーなど)は漂白力が非常に強力で頑固な黒カビに効果がありますが、色落ちや生地を傷める可能性が高いため、使用できる素材が限られます。

    特に色柄物やデリケートな素材には使用を避け、使用前には必ず洗濯表示を確認し、目立たない場所で試すことをお勧めします。漂白剤を使わない方法としては、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用する方法もあります。

洗剤の画像

レースカーテンのカビを取り除く方法

    レースカーテンに生えてしまったカビは、洗濯表示やカビの付着状況に合わせて適切な方法で落とすことが可能です。ここでは、自宅でできるカビの落とし方をいくつかご紹介します。

洗濯機を使用する方法

    レースカーテンが洗濯機で洗える表示であれば、洗濯機を使用してカビを取り除くことができます。

    洗濯機で洗う前に、カーテンのフックは必ず全て外しておきましょう。カビがひどい場合は、洗濯機に入れる前に手洗いやつけ置き洗いである程度のカビを落としておくと効果的です。

    カーテンを洗濯ネットに入れることで、生地の傷みや絡まりを防ぐことができます。洗剤は通常の洗濯洗剤に加えて、酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)を併用すると、よりカビの除去効果が期待できます。

    洗濯機のコースは、生地への負担が少ない手洗いコースや弱水流コースを選ぶのがおすすめです。脱水時間は短めに設定し、洗い終わったらすぐにカーテンレールに戻して干すと、きれいな状態を保ちやすくなります。

つけ置き洗いをする方法

    レースカーテンの広範囲にカビが付着している場合や、洗濯機だけではカビが落ちない場合は、つけ置き洗いが効果的です。つけ置きには、カビの程度に合わせて洗剤を選びます。

    軽度なカビや漂白剤を使いたくない場合は、洗濯洗剤や重曹を使います。しっかりカビを落としたい場合は、酸素系漂白剤(オキシクリーン、ワイドハイターなど)を使用するのがおすすめです。特にオキシクリーンは40℃~60℃のお湯で効果が高まります。塩素系漂白剤(ハイター、カビキラーなど)は非常に強力で黒カビに効果がありますが、色落ちや生地を傷めるリスクが高いため、白物のレースカーテンに限定し、換気を十分に行いゴム手袋を着用するなど取り扱いには十分注意が必要です。

    バケツや浴槽にぬるま湯(洗濯表示で確認した上限温度以下)と洗剤を入れ、レースカーテンを畳んで沈めます。30分から1時間程度つけ置きし、カビがひどい部分は優しく揉み洗いします。長時間つけすぎると汚れが再付着したり生地を傷めたりする可能性があるため注意しましょう。つけ置き後は、洗濯機ですすぎと軽い脱水を行います。

つけ置きの画像

手洗いで部分的なカビを取り除く方法

    レースカーテンの一部分だけにカビが付着している場合は、手洗いで部分的にカビを取り除くのが効果的です。まず、カビが付着している部分の裏にタオルを当てます。これは、叩いたときにカビ汚れをタオルに移すためです。

    次に、歯ブラシや洗濯ブラシに中性洗剤や酸素系漂白剤(色柄物の場合)を少量つけ、カビの部分を優しくトントンと叩くようにして汚れをタオル側に移していきます。

    決してゴシゴシ擦らないでください。生地を傷めてしまう可能性があります。カビが落ちたら、洗剤が残らないようにしっかりとすすぎを行い、他の部分と一緒に洗濯機で洗うか、部分的に優しく手洗いして全体をきれいにします。

    この方法であれば、カーテン全体を洗う手間を省きつつ、気になる部分の汚れを集中的に落とすことができます。

手洗いの画像

洗濯で落ちない場合の対応

    自宅での洗濯やつけ置き洗いを試してもレースカーテンのカビが落ちない場合、カビが繊維の奥深くまで根を張ってしまっている可能性があります。

    このような頑固なカビは、自宅での除去が難しい場合があります。その場合は、専門のクリーニング業者にカビ取りを依頼することを検討しましょう。カーテンクリーニングに対応している業者であれば、素材に合わせた専門的な技術でカビを除去してもらえる可能性があります。

    また、レースカーテンの寿命は一般的に5年程度と言われており、長年使用しているカーテンの場合は、カビが落ちにくいだけでなく生地自体も劣化している可能性も考えられます。

    何を試してもカビが取れない場合や、カーテン全体の傷みが目立つ場合は、新しいレースカーテンへの買い替えも視野に入れると良いでしょう。カビが付いたまま放置すると、カビが広がるだけでなく健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの対応が重要です。

レースカーテンのカビを予防する方法

    レースカーテンにカビを生やさないためには、日頃からの予防が大切です。カビは湿気やホコリを好むため、これらの発生原因を取り除く対策を行いましょう。

カビ対策に効果的な素材を選ぶ

    レースカーテンを選ぶ際に、カビ対策に効果的な素材や機能を持つものを選ぶことで、カビの発生を抑制できます。最近では、カビの生育を抑制する防カビ加工が施されたレースカーテンが販売されています。

    このようなカーテンは、湿気の多い環境でもカビが生えにくく、きれいな状態を保ちやすいという利点があります。

    また、結露を軽減する吸湿性のある素材や、風を通しやすい通気性の良い素材のカーテンも、湿気対策としてカビ予防に繋がる可能性があります。

    新しいレースカーテンの購入を検討する際は、防カビ機能や吸湿性といった機能をチェックしてみると良いでしょう。

定期的な換気を行う

    レースカーテンにカビが生える主な原因の一つは、室内の高い湿度です。特に窓際は結露が発生しやすく、カーテンが湿った状態が続くとカビが繁殖しやすくなります。

    カビ予防のためには、定期的な換気を行い、室内の湿気を屋外に逃がすことが非常に重要です。一日に数回、数分程度窓を開けて空気の入れ替えを行うだけでも効果があります。特に湿気がこもりやすい部屋や、梅雨時期、冬場の結露が発生しやすい時期は、意識的に換気を行うようにしましょう。

    エアコンのドライ機能や除湿機を活用するのも、室内の湿度を下げる有効な対策となります。

換気の画像

洗濯の頻度

    レースカーテンに付着するホコリや汚れは、カビの栄養源となります。カビ予防のためには、レースカーテンを定期的に洗濯して、これらの汚れを取り除くことが効果的です。

    カビが生えていなくても、季節の変わり目などに洗濯することをおすすめします。洗濯可能なレースカーテンを選び、表示に従って適切に洗濯しましょう。

    ホコリはカビの胞子を含んでいることもあるため、カーテンだけでなくカーテンレールの上に積もったホコリもこまめに掃除することが大切です。

結露への対策

    窓に発生する結露は、レースカーテンが湿る大きな原因となり、カビの発生に繋がります。冬場など特に結露が多い時期は、結露への対策をしっかりと行うことがカビ予防に効果的です。

    窓の結露をこまめに拭き取ることが基本ですが、結露防止シートを窓に貼ったり、断熱効果のある二重窓を設置したりすることも有効です。

    また、窓際に暖房器具を置くと結露を軽減できる場合があります。室内の湿度が高くなりすぎないよう、加湿器の使いすぎにも注意し、定期的な換気と合わせて結露対策を行うことで、レースカーテンをカビから守ることができます。

結露の画像

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