ホテルライクなカーテンの選び方。寝室や部屋をおしゃれにするコツ

ホテルライクな部屋の画像

まるでホテルのように洗練された空間を自宅で再現したいと考えたとき、部屋の印象を大きく左右するのがカーテンの存在です。
ホテルライクなカーテンを選ぶことで、リビングや寝室といった日常の空間が、一気におしゃれで上質な雰囲気に変わります。

この記事では、色や素材、スタイルといった基本的な選び方から、ワンランク上のコーディネート術まで、ホテルライクな部屋づくりに役立つカーテン選びのコツを紹介します。

ホテルのような上質な空間を演出するカーテンとは?

ホテルのような空間を演出するカーテンには、いくつかの共通した特徴があります。
まず、色はグレーやベージュ、アイボリーといった落ち着いたベーシックカラーが基本です。

また、生地には光沢や適度な厚みがあり、たっぷりとドレープ(波)が寄ることで高級感が生まれます。
さらに、外の光や音を遮る遮光性や防音性といった機能も、静かで快適なホテルライク空間には欠かせない要素です。

おすすめのスタイルとしては、ヒダをたっぷりとった2倍ヒダのカーテンを、天井から床まで届くように長く吊るす方法があります。

ホテルライクな部屋作りを実現するカーテン選びの4つの基本

ホテルライクな部屋作りにおいて、カーテンは空間の印象を決定づける重要なアイテムです。
特に、リビングのような家の中心となる場所では、カーテン選びが全体の雰囲気を左右します。

ここでは、理想の空間を実現するために押さえておきたい「色」「素材」「機能性」「縫製」という4つの基本的な選び方のポイントを解説します。
これらの基本を理解することで、誰でも簡単に洗練されたホテルライクな空間づくりを始められます。

色選びの基本:落ち着いたベーシックカラーで統一感を出す

    ホテルライクな空間を演出するための第一歩は、色の選び方にあります。

    壁や家具など、部屋全体のカラートーンと調和する、落ち着いたベーシックカラーを選ぶことが基本です。
    具体的には、グレー、アイボリー、ベージュ、グレージュといった色が挙げられます。
    これらの色は、他のインテリアの邪魔をせず、空間に統一感と落ち着きをもたらします。

    特にチャコールグレーやライトグレーなどのグレー系の色は、洗練された都会的な印象を与え、モダンなホテルスタイルに適しています。
    柄物を選ぶ場合も、主張が強すぎないシンプルな幾何学模様や、生地と同系色のダマスク柄などを選ぶと、上品な雰囲気を損ないません。

ベージュのカーテンの画像

素材感が重要:光沢や厚みのある生地で高級感をプラスする

    ホテルライクなカーテン選びでは、生地の素材感が高級感を演出する上で非常に重要です。

    上品な光沢を持つサテンやシャンタン、重厚感のあるジャカード織りやベルベットなどの生地は、光の当たり方によって美しい陰影を生み出し、空間に深みを与えます。
    また、生地には適度な厚みがあるものを選ぶと、美しいドレープ(波)が生まれ、優雅な雰囲気を高めます。

    実際に生地のサンプルを取り寄せて、手触りや光沢感を確かめてから選ぶと、イメージ通りの仕上がりになります。

機能性で選ぶ:寝室に最適な遮光・防音カーテン

    ホテルの客室のような静かで落ち着いた環境を自宅で再現するには、カーテンの機能性にも注目する必要があります。
    特に寝室には、外からの光をしっかりと遮る遮光カーテンが不可欠です。
    遮光等級の高いカーテンを選べば、朝日や街灯の明かりを気にすることなく、快適な睡眠環境を整えられます。

    また、防音や遮音機能を持つカーテンは、外の騒音や室内からの音漏れを軽減する効果が期待できます。
    さらに、遮熱・断熱機能があれば、夏は涼しく冬は暖かく、一年を通して室温を快適に保つことにも役立ちます。

    デザイン性だけでなく、こうした機能性を考慮に入れることで、より質の高いホテルライクな空間が完成します。

縫製とヒダの選び方:2倍ヒダで優雅なドレープ(波)を作る

    カーテンの仕上がりの美しさを決定づけるのが、縫製とヒダの仕様です。
    ホテルライクなカーテンに特徴的な、豊かで優雅なドレープ(波)を作るためには、2倍ヒダの仕様が推奨されます。
    2倍ヒダは、カーテンの仕上がり幅に対して約2倍の生地を使用するため、ヒダの間隔が狭く、深く美しいウェーブが生まれます。

    既製品に多い1.5倍ヒダに比べて、より贅沢で重厚感のある印象を与えます。
    理想のドレープ(波)を実現するためには、窓のサイズにぴったりと合わせて作製できるオーダーカーテンが最適です。

    細部までこだわった縫製を選ぶことで、窓辺の表情が格段に洗練されます。

カーテンヒダの画像

ワンランク上のホテルライク空間を叶えるコーディネート術

基本的なカーテン選びのポイントを押さえたら、次はさらに空間を洗練させるためのコーディネート術を取り入れてみましょう。
カーテンの取り付け方やレースカーテンの選び方、裾のあしらい方など、少しの工夫で部屋の印象は大きく変わります。

これらのテクニックを駆使することで、まるで本物のホテルのような、ワンランク上のおしゃれな空間を自宅に再現できます。
細部にまでこだわることで、より完成度の高いホテルライクなインテリアが完成します。

取り付け位置が鍵:天井から床まで吊るして開放感を演出する

    カーテンの取り付け位置を工夫するだけで、部屋の印象は劇的に変わります。
    ホテルライクな開放感を演出するには、カーテンレールをできるだけ天井に近い高い位置に取り付けるのが効果的です。

    窓枠の上からすぐに取り付けるのではなく、天井から吊るすように設置することで、縦のラインが強調されて天井が高く見え、部屋全体が広く感じられます。

    窓をすっぽりと覆うように、幅も窓枠より左右に10〜20cmほど長くすることで、重厚感と安定感が生まれ、より洗練された窓辺になります。
    カーテンレールの種類も、装飾性の高いものを選ぶと雰囲気が高まります。

天井に付けているカーテン

レースカーテンにもこだわる:透け感の美しいシームレスタイプがおすすめ

    ホテルライクな窓辺を完成させるには、ドレープカーテンだけでなくレースカーテンの選び方も重要です。
    日中の光を柔らかく取り入れ、プライバシーを守るレースカーテンは、上質なものを選ぶことで空間の質を格段に向上させます。

    特におすすめなのが、生地の横幅が広いために途中に継ぎ目が入らないシームレスタイプのレースです。
    継ぎ目がないことで、窓辺がすっきりと美しく見えます。

    また、裾に重りとなるウェイトテープが入っている仕様を選ぶと、カーテンのラインがまっすぐに保たれ、風でなびいた際もきれいな揺れ方をします。
    ※ジャストカーテンオンラインショップでは、裾10㎝×10㎝の三つ巻が標準の生地も別途有料オプションでウェイトロック加工が可能です。詳しくは商品ページをご確認ください。
    透け感の美しい上質なレースカーテンは、ドレープカーテンを開けている時間も優雅な雰囲気を保ちます。

裾のあしらい方:床に垂らすブレイクスタイルで海外風に仕上げる

    海外のホテルのように、よりラグジュアリーでこなれた雰囲気を演出したいなら、カーテンの裾を床に少し垂らす「ブレイクスタイル」が効果的です。
    カーテンの丈を床までの長さよりも10〜15cmほど長く仕立て、裾を床に「ブレイク(たわませる)」させることで、ゆったりとした優雅なドレープ(波)が生まれます。
    このスタイルは、リラックスした雰囲気と同時に、重厚感や高級感をプラスします。

    掃除の際に少し手間がかかるという点はありますが、見た目の美しさは格別です。
    また、カーテンを束ねるタッセルも、カーテン生地と同じ布で作る共布タッセルだけでなく、デザイン性の高いロープタッセルやアイアンのカーテンホルダーなどを合わせると、より一層おしゃれなアクセントになります。

カーテン以外の選択肢:シェードやロールスクリーンですっきり見せる

    ホテルライクな窓辺の演出は、ドレープカーテンだけではありません。
    スタイリッシュでモダンな空間を目指すなら、シェードやロールスクリーン、ブラインドといった選択肢も有効です。
    シェードは、カーテン生地を使いながらも上下に開閉するため、ドレープカーテンのような左右のたまりができず、壁面をすっきりと見せられます。
    特に、縦に長い窓や小窓に適しています。

    ロールスクリーンやブラインドは、よりシンプルでミニマルな印象を与え、モダンなインテリアと相性が良いです。
    寝室の腰高窓には遮光のロールスクリーンを、リビングの大きな窓にはドレープカーテンとレースの代わりに調光ロールスクリーンを組み合わせるなど、部屋の用途や窓の形状に合わせて使い分けることで、機能的かつ洗練された空間が実現します。

シェードの画像

ロールスクリーンの画像

ブラインドの画像

【部屋のテイスト別】ホテルライクなカーテンのコーディネート例

    ホテルライクと一言でいっても、テイストは様々です。
    モダンで都会的なスタイルから、重厚感のあるラグジュアリーなスタイル、温かみのあるナチュラルなスタイルまで、目指す部屋の雰囲気によってカーテンの選び方は変わります。

    ここでは、代表的な3つのインテリアテイスト別に、それぞれに合ったホテルライクなカーテンのコーディネート例を紹介します。
    自分の理想とする部屋のイメージに合わせて、最適なカーテン選びの参考にしてください。

ホテルライクな部屋の画像

モダンテイスト:無彩色や直線的なデザインで洗練された印象に

    モダンテイストのホテルライクな部屋には、シンプルで洗練された印象のカーテンが似合います。

    色は、ホワイト、ブラック、濃淡のグレーといった無彩色を基調に選ぶのが基本です。
    柄を取り入れる場合は、主張の少ないストライプや幾何学模様など、直線的なデザインを選ぶと空間が引き締まります。
    素材は、光沢を抑えたマットな質感のものや、ハリのある生地がシャープな印象を与えます。

    ドレープはすっきりとしたウェーブが出るものが好ましく、カーテンレールもシンプルな金属製のものを選ぶと統一感が出ます。
    余計な装飾を排し、色と素材、フォルムの美しさを際立たせることで、都会的でスタイリッシュな空間が完成します。

ラグジュアリーテイスト:光沢のある素材や重厚感のある色で格調高く

    格調高いラグジュアリーなホテル空間を目指すなら、カーテンには重厚感と華やかさが求められます。

    色は、シャンパンゴールド、ボルドー、ダークブラウン、ネイビーなど、深みと落ち着きのあるカラーが適しています。
    素材は、ベルベットやジャカード織り、光沢の美しいサテン生地などを選ぶと、高級感を最大限に引き出せます。
    さらに、カーテンの上部にバランス(上飾り)を取り付けたり、ボリュームのある装飾的なタッセルを合わせたりすることで、より一層ゴージャスで非日常的な雰囲気を演出できます。

ナチュラルテイスト:天然素材やアースカラーでリラックス空間を

    リラックスできる温かみのあるホテル空間を目指すなら、ナチュラルテイストのカーテンが最適です。

    素材は、リネンやコットンといった天然素材を選ぶと、優しい風合いと柔らかな光を室内に取り込むことができます。
    色は、アイボリー、ベージュ、オリーブグリーンなどのアースカラーを基調にすると、心安らぐ雰囲気が生まれます。
    あえて遮光機能のないカーテンを選び、自然光を感じられるようにするのも一つの方法です。

    リビングなど、家族が集まるくつろぎの空間には、シンプルで素朴な風合いのカーテンがよく馴染みます。
    木製の家具や観葉植物との相性も良く、穏やかで居心地の良い空間を演出します。

まとめ

    この記事では、ホテルライクな部屋を実現するためのカーテン選びについて、基本的なポイントから応用的なコーディネート術までを解説しました。

    ホテルライクなカーテンの基本は、グレーなどの落ち着いた色、光沢や厚みのある上質な素材、そして2倍ヒダの豊かなドレープにあります。
    さらに、カーテンを天井から床まで吊るしたり、レースカーテンやタッセルにこだわったりすることで、より完成度の高い空間作りが可能です。
    モダン、ラグジュアリー、ナチュラルといった部屋のテイストに合わせて最適な一枚を選び、理想のホテルライクな部屋を完成させてください。

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