新築カーテンはどうする?選び方と失敗しない設置タイミング完全ガイド
新築住宅を建てる際、内装や家具選びと並んで重要なのがカーテンです。カーテンは部屋の印象を大きく左右し、プライバシー保護や機能性にも関わるため、その選び方や設置タイミングは非常に重要です。適切なカーテンを選ぶことで、快適な新生活を送ることができるでしょう。
本記事では、新築住宅におけるカーテンの費用相場から、準備方法、失敗しないための選び方、そして採寸・設置方法まで、網羅的に解説します。
新築住宅のカーテン費用について
新築住宅におけるカーテンの費用は、購入方法やカーテンの種類によって大きく変動します。一般的に、ハウスメーカーや工務店に依頼する場合と、自分で購入・設置する場合とで費用相場が異なります。
カーテンの費用相場
新築住宅でカーテンを設置する場合の費用相場は、一般的に30万円からが目安とされています。ハウスメーカーや工務店に依頼すると、戸建て4LDK(窓10箇所程度)の場合で約30万円から50万円が相場です。これはオーダーカーテンを勧められる傾向があるためで、カーテンのグレードや窓の大きさ、カーテンレールの種類によっては50万円以上かかることも珍しくありません。
坪単位で考えると、1坪あたり1万円が最低限必要と言われており、30坪の住宅であれば30万円程度が必要になります。専門業者に依頼した場合、ハウスメーカーよりも費用を抑えられることが多く、10万円から20万円程度に収まるケースもあります。
一方、既製品のカーテンを自分で購入・設置する場合は、費用を大幅に抑えることが可能です。窓の数やカーテンの種類、品質によって金額は変動するため、事前にしっかりと予算を立てておくことが大切です。
費用を抑えるポイント
新築のカーテン費用を抑えるにはいくつかのポイントがあります。まず、最も費用を抑えられるのは、既製品のカーテンを自分で購入し、設置する方法です。ホームセンターや量販店では、おしゃれなデザインや高機能な既製品カーテンも多数販売されており、サイズが合えば大幅なコストダウンにつながります。ただし、既製品はサイズが限定されるため、窓にぴったり合うものが見つかりにくい場合もあります。
次に、すべての部屋に高価なオーダーカーテンを設置するのではなく、優先順位をつけて一部の部屋だけオーダーにするという方法も有効です。例えば、来客が多く長時間過ごすリビングや寝室はオーダーカーテンにし、子供部屋や人目に触れない部屋には既製品のカーテンや、一時的にカーテンをつけない選択肢も検討すると良いでしょう。
また、カーテン専門店を利用することで、ハウスメーカー経由よりも費用を抑えられる場合があります。専門店では、豊富な種類の中からコストパフォーマンスの良いカーテンを選べることがメリットです。その他、セールやキャンペーンを積極的に利用したり、シンプルなデザインや機能性で選んだりすることも費用削減に繋がります。
カーテンの準備方法
新築住宅におけるカーテンの準備方法は、大きく分けて専門業者への依頼と既製品の利用の2つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルや予算に合った方法を選ぶことが重要です。
特に引っ越し直前になって慌てないよう、早めに準備のタイミングを計画することが大切です。
専門業者への依頼
専門業者への依頼は、新築住宅のカーテン準備において最も手間がかからない方法の一つです。ハウスメーカーや工務店に依頼する場合、建築工事と並行してカーテンレールの取り付けまで含めて手配してもらえるため、引き渡し時にはカーテンが設置されている状態にできます。
この方法は、カーテンに関する知識がなくてもプロがコーディネートから採寸、取り付けまで一貫して行ってくれるため、失敗のリスクを減らせる点が大きなメリットです。
ただし、仲介手数料が発生することや、提携しているメーカーのカーテンに限定されるため、費用が高額になる傾向があります。また、カーテン専門店に直接依頼する方法もあります。専門店では、豊富な種類の中から自分の好みに合ったカーテンをじっくり選ぶことができ、専門知識を持つスタッフが適切なアドバイスをしてくれます。
ハウスメーカー経由よりも費用を抑えられることが多いですが、自分で業者を探し、日程調整を行う手間がかかります。採寸や取り付けを専門業者に依頼する場合、正確なサイズで美しく設置してもらえるため、仕上がりの満足度は高くなるでしょう。
既製品の利用
既製品のカーテンを利用する最大のメリットは、費用を大幅に抑えられる点と、購入後すぐに手に入れられる点です。ホームセンターや量販店、オンラインショップなどで手軽に購入でき、引越しに間に合わせたい場合や、一時的にでも窓を覆いたい場合に便利です。ただし、既製品のカーテンはサイズやデザインのバリエーションが限られているため、新築の窓にぴったり合うものを見つけるのが難しい場合があります。
特に、特殊な形状の窓や大きな窓の場合、既製品では対応できないこともあります。自分で採寸し、カーテンレールを取り付ける手間もかかりますが、その分コストを抑えられます。もしサイズが合わない場合は、丈が短すぎたり、幅が足りなかったりして、光漏れやプライバシーの確保が不十分になる可能性があります。
そのため、既製品を選ぶ際は、事前に窓のサイズを正確に測り、購入予定のカーテンのサイズが合致するかどうかをしっかり確認することが重要です。また、デザインや素材感は実物を見て確認することをおすすめします。オンラインショップで購入する場合は、サンプル生地を取り寄せて色や質感をチェックすると良いでしょう。
吹き抜け窓のカーテンを選ぶポイント
新築のカーテンを選ぶ際は、単にデザインの好みだけで決めるのではなく、部屋全体の調和、用途、そして機能性を考慮することが重要です。後悔しないための選び方を学ぶことで、理想の空間を実現できます。
内装との調和
新築のカーテンを選ぶ際に最も重要なポイントの一つは、内装との調和です。カーテンは部屋の大部分を占めるため、壁や床、家具の色や素材、そして全体のインテリアスタイルと合うものを選ぶことが、統一感のあるおしゃれな空間を作り出す選び方となります。例えば、壁と同系色のカーテンを選ぶと、部屋全体にまとまりが生まれ、空間を広く見せる効果も期待できます。
一方、部屋のアクセントとしてカーテンに明るい色や柄物を取り入れる場合は、他のインテリアとのバランスを考慮し、全体の調和を崩さないように配慮が必要です。北欧風のインテリアには無地やシンプルな柄、モダンな空間にはシャープなラインのデザインなど、スタイルに合わせた選び方を意識しましょう。
実際にカーテンを選ぶ際には、サンプル生地を借りて、室内の光の当たり方や壁・床の色との相性を確認することがおすすめです。照明の種類によってもカーテンの見え方は変わるため、昼と夜の両方で確認するとより確実です。
部屋の用途に合わせた選択
カーテンを選ぶ際には、各部屋の用途に合わせた機能性やデザインを考慮することも重要な選び方です。部屋ごとに求められる機能が異なるため、一律に同じカーテンを選ぶのではなく、それぞれの空間に最適なものを選びましょう。
リビング
リビングは家族が集まり、来客を迎える場所なので、部屋の印象を大きく左右します。そのため、落ち着いた色味や開放感のあるデザインの選び方を意識することが大切です。ベージュ、アイボリー、ブラウンなどのアースカラーは、どんな家具とも合わせやすく、居心地の良い空間を演出できます。
もしリビングがダイニングを兼ねている場合は、黄色やオレンジといった暖色系のカーテンもおすすめです。これは、食欲増進効果や空間を明るくする効果が期待できるためです。また、リビングは採光も重要な要素なので、光を適度に取り入れつつ、外からの視線は遮るような素材選びもポイントです。
厚手のドレープカーテンとレースカーテンを組み合わせることで、昼間はレースで採光を確保し、夜間はドレープでプライバシーを守るといった使い分けが可能です。機能面では、遮熱性やUVカット機能のあるカーテンを選ぶと、夏場の冷房効率アップや家具・床の日焼け防止にも繋がります。
寝室
寝室のカーテン選びでは、安眠を妨げない遮光性が最も重要な選び方です。朝日で目覚めたくない、夜勤などで昼間に寝ることが多いといった場合は、1級遮光カーテンを選ぶと良いでしょう。光をほぼ完全に遮断してくれるため、ぐっすり眠ることができます。また、防音性も考慮すると、外部の騒音を軽減し、より快適な睡眠環境を整えることが可能です。
色合いは、心身をリラックスさせる落ち着いたトーンを選ぶのがおすすめです。ブルーやグリーンなどの寒色系は心を落ち着かせ、ベージュやグレーなどのニュートラルカラーは安心感を与えます。寝室のプライバシーを守るためにも、外からの視線を遮る厚手の生地を選ぶことが大切です。特に、夜間は室内の明かりが外に漏れやすいため、遮光性の高いカーテンが有効です。
子供部屋
子供部屋のカーテンは、子供の成長に合わせて柔軟に対応できる選び方が求められます。子供の好みが変化することを考慮し、キャラクターものや派手なデザインよりも、シンプルな色柄や飽きのこないデザインを選ぶのがおすすめです。明るい色合いのカーテンは、部屋を明るく楽しい雰囲気にし、子供の創造性を刺激する効果も期待できます。
また、子供部屋では日中も明るさを確保しつつ、必要に応じて光を遮る機能もほしいところです。例えば、昼寝の際には遮光性のあるカーテンが役立ちます。機能性としては、防汚加工やウォッシャブル機能のあるカーテンを選ぶと、汚れやすい子供部屋でも清潔さを保ちやすくなります。アレルギー対策として、花粉吸着機能付きのカーテンなども検討すると良いでしょう。将来的に部屋を区切る可能性がある場合は、分割しやすいデザインや、汎用性の高い色柄を選ぶこともポイントです。
和室
和室にカーテンを設置する場合、日本の伝統的な空間と調和する選び方が重要です。一般的には障子や襖が使われますが、カーテンを導入することで、断熱性や遮光性を高めることができます。和室のカーテンには、畳や木目の色にマッチするナチュラルなカラーがおすすめです。
ベージュ、アイボリー、ブラウンなどのアースカラーや、グリーン、グレーなど落ち着いた色合いは、和の雰囲気を損なわずに空間に溶け込みます。素材も、リネンや綿などの自然素材を取り入れると、より和の趣が増します。デザインは、無地や、竹や麻の葉などの伝統的な和柄、あるいはシンプルでモダンなストライプなどが良いでしょう。
和室の雰囲気によっては、ロールスクリーンやプリーツスクリーン、ウッドブラインドなども選択肢となり、すっきりとした印象になります。特に遮光性や保温性を重視するなら、厚手のドレープカーテンを検討することも有効です。畳の日焼け防止や冬場の保温効果を高めるためにも、カーテンは有効な選択肢となります。
カーテンの機能性
カーテンの機能性は、快適な室内環境を維持するために非常に重要な選び方のポイントです。単にデザインが良いというだけでなく、生活スタイルや部屋の用途に合わせた機能を選ぶことで、より満足度の高い暮らしが実現します。例えば、プライバシー保護を重視するなら、外から室内が見えにくいミラーレースカーテンが人気です。
日中の光を反射することで、室内が見えにくくなります。遮光カーテンは、光を遮る度合いによって等級があり、寝室など光を徹底的に遮りたい部屋には1級遮光が適しています。防音カーテンは、外部の騒音を軽減したい場合や、室内の音が外に漏れるのを防ぎたい場合に有効です。特に交通量の多い道路沿いの家や、ピアノなど音の出る趣味がある場合に重宝します。
その他にも、夏の強い日差しを遮り室温上昇を抑える遮熱機能、冬場の暖房効率を高める保温機能、花粉の侵入を抑える花粉吸着機能、PM2.5を吸着する機能、防炎機能、抗菌・消臭機能など、多岐にわたる機能があります。これらの機能は、生地の加工や織り方によって実現されており、予算や必要な機能に応じて適切な選び方をすることで、より快適で安全な生活空間を作り出すことができるでしょう。
カーテン選びで避けるべき失敗
新築住宅でのカーテン選びは、多くの人が後悔しやすいポイントでもあります。理想の住まいをより快適にするためには、よくある失敗例を事前に把握し、賢い選び方をすることが大切です。
事前の確認不足
新築のカーテン選びで避けるべき失敗の一つが、事前の確認不足です。特に、内装の打ち合わせ段階でカーテンやカーテンレールについて深く検討せず、引渡し直前になって慌てて準備を始めるケースがよく見られます。これにより、イメージと異なるカーテンを選んでしまったり、サイズが合わなかったりする原因となります。
新築のマンションでは、最初からカーテンレールが設置されている場合とそうでない場合があるため、レールの有無を事前に確認しておくことが重要です。レールが設置されている場合は、レールの位置や種類(機能性レールか装飾性レールか)をチェックし、それに合わせてカーテンを選ぶ必要があります。レールがない場合は、どのようなレールを設置するかによってカーテンの採寸方法やサイズが変わるため、早めに計画を立てるタイミングを見計らいましょう。
また、家具の配置やエアコン、ドアの開閉などにカーテンが干渉しないかなど、設置後の状況をシミュレーションしておくことも大切です。事前の確認を怠ると、設置してから「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が高まります。
サイズ間違い
カーテン選びで最も多い失敗の一つがサイズ間違いです。窓のサイズに合わないカーテンは、見た目が悪くなるだけでなく、遮光性や保温性といった機能面も十分に発揮できません。例えば、丈が短すぎると光が漏れてしまったり、幅が足りないと隙間ができてプライバシーが確保できなかったりします。
逆に、丈が長すぎると床に引きずってしまい、汚れやすくなったり、開閉がしにくくなったりします。既製品のカーテンは規格サイズが決まっているため、窓にぴったり合わない可能性が高く、特に注意が必要です。オーダーカーテンの場合でも、採寸を間違えてしまうと、高額な費用をかけても希望通りの仕上がりにならないことがあります。
正しい選び方としては、カーテンレールが設置されている場合は、レールのランナー(フックをかける部分)から床または窓枠下までの長さを測ります。掃き出し窓の場合は床から1~2cm短く、腰窓の場合は窓枠下から15cm程度長くするのが一般的です。幅は、カーテンレールの長さよりも1.05倍から1.3倍程度のゆとりを持たせると、ドレープが美しく出ます。自分での採寸に不安がある場合は、専門業者に依頼するのが確実です。
カーテンレールの設置
カーテンレールの設置は、カーテンの仕上がりを左右する重要な工程であり、設置のタイミングや方法を誤ると失敗につながる可能性があります。新築の場合、カーテンレールが未設置の状態で引き渡されることが多いため、自分で手配するか、専門業者に依頼する必要があります。DIYで設置を試みる場合、壁に下地が入っているかどうかの確認が不可欠です。
下地がない場所にネジを打つと、レールがぐらついたり、落下したりする危険性があります。下地探知機などを利用して、事前に下地の位置を把握しておくことが重要です。また、カーテンレールの取り付け位置も重要なポイントです。窓枠の外側に取り付ける「正面付け」は、窓をしっかり覆えるため遮光性や遮熱性を高めるのに効果的です。一方、窓枠の内側に取り付ける「天井付け」は、窓周りがすっきりとした印象になります。
エアコンや扉の開閉に干渉しないか、家具の配置なども考慮して、適切な位置とタイミングで設置しましょう。自分で取り付ける場合は、水平に設置すること、ビスをしっかりと固定することなど、丁寧な作業が求められます。不安な場合は、専門業者に依頼することで、確実に美しく設置してもらえるでしょう。間違った位置に取り付けてしまうと、せっかくの新しい家を傷つけてしまう可能性もあるため、慎重に行うことが大切です。
色合いの不一致
カーテンの色合いが部屋の雰囲気と合わないという失敗も、よくあるケースです。カタログや小さなサンプルで見た色と、実際に広い面積で吊るしてみた時の印象が大きく異なることがあります。特に、照明の色や壁紙、床の色、そして家具の色との相性を考慮せずに選んでしまうと、部屋全体がちぐはぐな印象になったり、落ち着かない空間になったりする可能性があります。例えば、白い壁の部屋に真っ白なカーテンを選ぶと、清潔感はありますが、部屋全体が冷たい印象になることもあります。
また、柄物のカーテンを選ぶ際には、柄の大きさや繰り返しが部屋の広さに合っているかどうかも重要です。狭い部屋に大きな柄を選ぶと、圧迫感を与えてしまうことがあります。この失敗を避けるための選び方としては、まず部屋のメインカラーやインテリアスタイルを明確にすることです。その上で、カーテンのサンプル生地をできるだけ大きく、実際に窓に当てて確認することが非常に有効です。
昼と夜、晴れの日と曇りの日など、異なる光の条件下で色合いを確認すると、より正確な判断ができます。また、家具や小物とのコーディネートも考え、統一感のある色選びを心がけましょう。
ヒダの選択ミス
カーテンのヒダの選択ミスも、部屋の印象を大きく左右する失敗の一つです。カーテンのヒダには主に「1.5倍ヒダ(2つ山ヒダ)」「2倍ヒダ(3つ山ヒダ)」「フラット(ヒダなし)」の3種類があります。それぞれに特徴があり、部屋の雰囲気や用途によって最適な選び方が異なります。1.5倍ヒダは、一般的に普及しているタイプで、緩やかなウェーブが特徴です。
カジュアルでナチュラルな印象になり、生地の使用量が少ないためコストも抑えられます。子供部屋やリビングなど、幅広い部屋で使いやすいのがメリットです。一方、2倍ヒダは生地をたっぷり使うため、ウェーブが深く、より重厚でエレガントな印象を与えます。高級感があり、遮光性や保温性も高まりますが、その分費用は高くなります。リビングや寝室など、フォーマルな雰囲気を演出したい部屋に適しています。フラットカーテンはヒダがなく、生地本来の柄や素材感を最大限に生かせます。
すっきりとしたモダンな印象になりますが、開閉時に生地がまとまりにくいというデメリットもあります。柄を見せたい場合や、シンプルな空間にしたい場合に良いでしょう。ヒダの選択を誤ると、イメージ通りの仕上がりにならないだけでなく、開閉のしやすさや機能性にも影響が出ることがあるため、慎重な選び方が求められます。
手入れのしやすさ
カーテンを選ぶ際に見落としがちなのが、お手入れのしやすさです。日々の生活の中で、カーテンはホコリや花粉、排気ガス、調理の油煙など、様々な汚れを吸着しています。そのため、定期的なお手入れが不可欠ですが、お手入れが大変なカーテンを選んでしまうと、清潔さを保つのが億劫になり、結果的に部屋の衛生状態が悪化したり、カビが発生したりする原因となります。
この失敗を避けるための選び方としては、まず「ウォッシャブル(家庭で洗濯可能)」表示のあるカーテンを選ぶことです。自宅の洗濯機で洗えるタイプであれば、クリーニングに出す手間や費用を省くことができます。洗濯の頻度は、ドレープカーテンで年に1回程度、レースカーテンで年に2~3回程度が目安とされています。また、素材によっても汚れの付きやすさやお手入れの難易度が異なります。
例えば、白いカーテンは汚れが目立ちやすいため、防汚加工や撥水加工が施されたものを選ぶと、日々のメンテナンスが楽になります。掃除機でホコリを吸い取ったり、定期的に換気をしたりすることも、カーテンを長持ちさせるための日常的なお手入れとして効果的です。お手入れのしやすさを考慮することで、常に清潔で快適な室内環境を維持できるでしょう。
カーテンの採寸と設置
新築住宅でカーテンを美しく設置するためには、正確な採寸と適切な設置方法が不可欠です。この工程のタイミングを間違えると、せっかく選んだカーテンが台無しになってしまう可能性もあります。
正しい採寸方法
カーテンの採寸は、後悔しないカーテン選びの基本であり、非常に重要なタイミングです。窓の種類やカーテンレールの有無によって採寸方法が異なります。まず、カーテンレールがすでに設置されている場合は、レールの「ランナー」と呼ばれるフックをかける部分の端から端までの長さを測り、その長さに約1.05~1.3倍のゆとりを持たせたものがカーテンの幅となります。丈は、掃き出し窓の場合はランナーから床までを測り、そこから1~2cm短くするのが一般的です。腰窓の場合は、ランナーから窓枠の下までを測り、そこから15cm程度長くすると、光漏れやプライバシー保護の面で効果的です。
一方、カーテンレールがまだ設置されていない新築の場合、まずはカーテンレールの取り付け位置と長さを決める必要があります。レールの長さは窓枠の外寸プラス20~30cm程度が目安で、窓をすっぽりと覆うことができます。採寸の際は、金属製のメジャーを使用し、複数回測って誤差がないか確認することが大切です。特に、オーダーカーテンの場合は、採寸ミスがそのまま費用に直結するため、慎重に行いましょう。不安な場合は、専門業者に依頼して採寸してもらうのが最も確実な方法です。
カーテンレールの取り付け
カーテンレールの取り付けは、カーテン設置の重要なタイミングであり、慎重な作業が求められます。特に新築の場合、壁に下地が入っているかどうかの確認が最も重要です。下地がない場所にレールを取り付けてしまうと、カーテンの重みでレールが落下したり、壁に不要な穴が開いてしまったりする原因となります。下地探知器などを使って、事前に下地の位置を正確に把握しておきましょう。
取り付け位置は、窓の種類やカーテンのタイプによって異なります。窓枠の外側の壁に取り付ける「正面付け」は、窓からの光漏れを防ぎ、遮光性や断熱性を高めるのに有効です。また、窓枠の内側に取り付ける「天井付け」は、窓周りがすっきりとした印象になります。エアコンやドアの開閉に干渉しないか、家具の配置なども考慮して、最適な位置を決定しましょう。
取り付け作業は、まずブラケット(レールを支える金具)を取り付ける位置を決め、水平になるように鉛筆などで印をつけます。次に、下地の位置に合わせてビスを打ち込み、ブラケットを固定します。最後に、レール本体をブラケットに取り付け、カーテンを吊るして完成です。DIYでの取り付けに自信がない場合は、ハウスメーカーやカーテン専門店に依頼することで、安全かつ確実に設置してもらえるため安心です。特に、数の多い窓や、高い位置の窓はプロに任せることをおすすめします。
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